ISOコンテナデータセンター 始動!
先にご紹介した、「走る」ISOコンテナデータセンタの詳細をお伝えします。今回はコンテナ自体に焦点を当てます。
このISOコンテナDCは、アイピーコア研究所が企画・設計に協力して、日本フルハーフ社が製造しました。そして、2011/06/08(水)より幕張メッセで開催されている、Interop Tokyo 2011 に、コンテナを丸ごと持ち込んで展示しています。
今回のインターロップで、ベストオブショウアワードのグランプリにも選ばれたそうです。
このISOコンテナDCの経常的な一番の特徴は、ISO規格の海上輸送コンテナをベースとしているため、陸上・海上いずれでもどこへでも輸送可能なことです。また、機能的にNo.1の特徴は、間接外気空調をメインの空調として採用しているため、非常に省電力の運用が可能になる点です。
少々面倒ですが、間接外気空調の仕組みを以下に記します。
・サーバー室は密閉する
・サーバー室内に溜まった熱を吸収するための吸熱装置(車のラジエータのようなもの)を設置する
・サーバー室外にも熱を排出するための排熱装置(車のラジエータのようなもの)を設置する
・サーバー室内の吸熱装置と室外の排熱装置を冷媒でつなぐ
以上の構造体でサーバー室内外に温度差があると・・・温度を同じにするように吸排熱が働いきます。通常はサーバー室内の機器は熱源となり外気に比べてサーバー室内の温度は高くなり、外気は一定温度を維持しますので、サーバー室内の温度がどんどん下がっていくことになります。
簡単に言うと、水を張った風呂桶に熱湯の入ったコップを沈めると、熱が分散して沈めたコップの中は冷たくなるのと似たような原理です。
さらに、このサーバー室内外の熱交換器の冷媒は対流によって自然に循環するため、動力を一切必要としません。(サーバー室内外の温度差が動作エネルギー源になります。)
ただし、「熱交換」では外気温度以下には絶対に温度を下げられないため、真夏の暑さのピークを乗り切るために補助空調として、通常のエアコンを付けています。
さて、コンテナの中身はこんな感じです。
一見、通常のDCと変らない風景ですが、実はラックの上方に熱交換器(吸熱装置)にサーバーで暖められて空気を当てるためのファンが並んでいるのが見て取れます。ちなみにこの20ft(外寸約6m)のコンテナで8ラック収容し各ラックに40Uのスペースがあります。
こちらは、受電&ネットワーク接続口です。
残念ながら内部は撮影できませんが、ここにAC400V、200Vまたは、DCで給電することが出来ます。ネットワーク用には、36本の光の受け口と、8本のメタルおよび電話線の受け口があり、内部のパッチパレルに繋がっています。
そしてこちらは、消火設備です。
このコンテナでは、スペースの関係で二酸化炭素を採用しています。蓋のしてある上部がメインの装置で、蓋をはずした下部が予備の装置です。
最後に、ちょっとマニアックなエアサスの写真です。
通常、このサイズのコンテナ車台にはエアサスは使っていないそうですが、今回はサーバーを満載したまま走る第一号機なので、精密機械にやさしいエアサスを特別に準備したそうです。
次回は、内部の電子機器についてや、ISOコンテナDCの活用方法などについてまとめてみたいと思います。
*次回っていつだよ?ってな突っ込みは無用にお願いします。








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