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米国LTE事情

3月 2, 2011

なんだか用事が続いて公開が遅れてしまいましたが、米国でLTEがGPSに干渉するとかで懸念が示されたとのニュースを見て、少々米国のLTEのプレーヤーについて調べてみました。

ことの発端は、Twitterでこちらの記事 “US Air Force raises concerns over LightSquared’s LTE network messing with GPS” の存在を知ったことです。

- 米国「空軍」が「GPS」に対する「LTE」の干渉を懸念している。
ということらしいのですが、いったいぜんたい何のことだろう?
そもそも、「LightSquared」とは一体何だろう?

という疑問がわきました。
少々調べてみると、以下のことが分かりました。

LightSquared

米国内でのLTEサービスを「卸売」専門で販売するために作られた通信事業者 なんだそうです。
こちらのレポート「 LightSquaredのLTEプロジェクト:課題と機会 (GII 有償レポート)」のサマリーによると、

2010年7月20日、LightSquaredは2015年までに全米の92%をカバーするLTEネットワークの構築・運用・保守・管理を行う70億米ドルの契約を、NSNと結んだことを発表しました。

ということらしいです。(上記「全米の92%をカバー」は人口カバー率のことです。要、原文参照)

LightSquaredの面白いところは、以下の2点のようです。

・卸売り専業で、消費者へ直接サービス提供しない。
・拠点間は通信衛星でつなぐ

この衛星通信のために2011年10月にはカザフスタンから、自社の人工衛星を打ち上げたりもしてます。(詳細はこちら
そしてこの通信衛星を利用するのに使う周波数帯なのか端末サービス用の電波だかよくわからなかったのですが、GPS に隣接していて、これがGPSの信号受信を妨害することが分かっているとか。この記事( 米国内で GPS 干渉に関する対立 (By Sbd-Jp 2011 2月 14 02:47))によると、鉄塔周辺5.7km以内で、GPS受信に妨害が発生し、1km以内では、位置表示に誤りが生じるとか。勿論この周波数帯の利用はFCC(Federal Communications Commission )によって許可されているわけですが、FCCからも2011年6月までに対策するよう求められています。LightSquared側は何らかのフィルターによって技術的に解決可能といってるようです。

でもね、電波の干渉を受ける実態は「受信機」な訳ですから、最終的には全てのGPS受信機に、新しいフィルターを付けるってことですかね???
とても現実的とは思えませんが…

なお、LightSquaredはすでに複数の企業と卸売り契約をとっているとのことです。
またスプリントはLightSquaredに自社の余剰通信インフラを提供するといったら提案も出しているそうで、(スプリント、ライトスクェアードへのネットワーク提供を検討)何がなんだかわからなくなってきます。

と、公開をもたついている間に、新しいレポートがでました。こちらの内容は後でアップデートしようと思います。
LightSquared and the United States GPS Industry Council File Their First Joint Report to the Federal Communications Commission (FCC)
このプレスリリースは、FCCの求めに応じて、LightSquaredとGPSの業界団体が共同のレポート作成を開始したということでした。最終報告期限は2011/06/15なので、結構タイトなスケジュールですね。

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