Skip to content

ISOコンテナデータセンタの意義(その1)

6月 14, 2011

このところ、ISOコンテナデータセンタについて紹介してきました。(「走る」ISOコンテナデータセンタ 解禁 ISOコンテナデータセンター 始動!
今回は、お約束通り(?)このデータセンタの使いみちについてふれたいと思います。

コンテナDCは安いのか?

「コンテナ型」データセンターのメリットとして、建築物ではないので安くつくれる。というような触れ込みを耳にしますが、これって本当でしょうか?
結論から言うと、コロケーションのための設備として、建物とコンテナを比較するとラック単価いおいてコンテナは決して安くありません。
 現在トラディッショナルなDCでラックを借りると、20万円/月で、4kVAぐらいの電気とベストエフォートのトランジット(ネットワーク)がついてくると思います。
 一方、6mぐらいのコンテナ1つで、6ラックから8ラック実装可能で、どんぶり勘定で仮にこのコンテナ設備が1億円で準備できたとします。すると10年償却で考えて・・・
  10000万円/10年/12ヶ月/8ラック = 10.4万円
これに電気代・トランジット・運用(人件費)・セキュリティー・保守の原価を積んでゆくと、20万円は結構ハードです。
しかも、この初期費用には受電設備や、敷地整備の値段は含まれていません。
 コロケーションなので、お客様の要望に対応しようとすると、100kVA/ラックぐらいの電源設備を準備して、コンテナあたり、800kVA。コンテナを10個置こうとすると、8MVAの電源設備が必要で、そのためには特高電源を引いてこなくてはなりません。すると、この電源を準備するだけで5億円以上かかります。さらにネットワークを引いてくるにも相当の費用が・・・

つまり、コロケーションサービスのためにコンテナDCを使ってもまったくもって価格メリットがありません。

コンテナDCの利用法

では、コンテナDCの特徴を引き出す利用法とは何でしょう?
簡単に言うと、上記の前提を否定すればいいのです。
・ラック貸し(コロケーション)モデルに使わない。
・供給電力を過剰に準備しない。
・徹底的に省電力に取り組む。
・コンテナ単位でPaaS/SaaSサービスを提供する。

具体的には、サービスとして提供するPaaS/SaaSを決めて、その採算性を考えてコンテナ単位のスケールアウトを考えればよいのです。PaaS/SaaSモデルがあらかじめ決まっているので、コンテナDCに入れる機器(サーバー類)もあらかじめ選定可能で、コンテナごと1もしくは2モデルのサーバーを大量導入すれば、メンテナンスの費用も相当下げられます。ここまでくれば、(単価が多少高くても)省電力を追求したサーバー類を選定することが出来て、そうなると発熱量が抑えられるので、空調も過剰に準備する必要がなくなります。

別の言い方をすると、設備から積み上げる方法でなく、利用方から決めて設備に落としてゆけば、おのずと設備にかけられる費用が決まり、また、てスケールアウトできるような事業モデルであれば、コンテナ単位という分かり易い事業計画が可能です。

実は以上のような思想から、今回のISOデータセンタが計画されました。したがって、徹底的に省電力な空調設備が組み込まれているのです。

(続く・・・)

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。