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ISOコンテナデータセンタの意義(その2)

6月 20, 2011

前回、「ISOコンテナデータセンタの意義(その1)」を書いた際、最後に「続く」と記載しておきながら、随分と時間が経ってしまいました。
今回、どこまで書けるかわかりませんが、とにかく始めたいと思います。

前回コンテナの利用法として、以下の項目を挙げました。

・ラック貸し(コロケーション)モデルに使わない。
・供給電力を過剰に準備しない。
・徹底的に省電力に取り組む。
・コンテナ単位でPaaS/SaaSサービスを提供する。

そして、これらを考慮しつつビジネスモデルのなかにコンテナの特性を組み込まないと、コンテナDCを使う意義が見出せないと書きました。
実は上記の項目には上げていない非常に重要な項目があります。強いて言うと、「コンテナ単位でPaaS/SaaSサービス」の中に含まれるのですが・・・

機器障害に強くする

コンテナ単位でのサービスを考える際、一番困るのが機器の故障に対する対策だと思います。特に壊れやすいものは?というと、一般的には、コンテナDCの内部に組み込んだサーバー類になるでしょう。さらにサーバーの中でもハードディスクは物理的な動きが多い分もっとも壊れやすいと言えるでしょう。
一方、コンテナDCを活用してサービスの価格メリットを出してゆくためには、メンテナンス費用は徹底的に下げなければなりません。となると、実は答えは簡単で、
単体の機器が壊れてもサービスに影響が出ないような基盤を持つ
とすればいいのです。
これって、どこかで聞いたことがないでしょうか?そうです、「Googleのシステムは壊れた機械を定期的に交換するだけ」って聞いたことありませんか?これと同じ発想でサービスを作ることが一つの解決策です。
コンテナDCは密閉空間にあるがために空調効率を上げることができます。したがって、内部の機械(サーバー)が壊れるたびに扉を開いて、人が入って、点検して・・・などという従来の運用をしていては、全くもって効率が上がりません。
例えば、週に一回メンテナンス曜日を決めておいて、一週間分の故障した機械を、全部まとめて交換する。といった運用をしたいものです。
そのために必要な技術は、分散化技術です。Googleは当初から分散技術を駆使した「クラウド」といわれているように、分散化の技術を上手く使えば、個体の機器障害には非常に強いシステムを作ることが可能です。

分散化技術

分散化技術は、特に新しい考え方ではありません。結構昔から、HPC(High Performance Computing) の分野では、「グリッド」として考えられているテクニックです。この場合分散化技術は、主に高いパフォーマンスを求めるために使われています。
一方、近年は、高パフォーマンスばかりを目的とせず、高可用性を主眼とした分散化技術が現れてきています。特に、分散ストレージは、データを複数個所に分散保持することで個体障害に対する耐性ばかりでなく、地域全体の障害に対しても強固にする可能性があります。
また、分散エンジンはアプリケーションの実行基盤を分散化することで、システム全体のパフォーマンスと、個体の障害に対する耐性と高めることが可能です。
これらの、分散化技術をコンテナDCに取り入れて、PaaS/SaaSを構築することで、コンテナ単位での運用性の高いサービスが提供できるであろうと考えています。
分散型PaaS基盤のアーキテクチャ

サーバー自体の改善

コンテナDCは、非常に限られたスペースと電源容量の中でサービスを作り上げなくてななりません。
この制限に対する回答として、
省スペース/省電力サーバー
を採用することが考えられます。
現在一般的になっている19インチラック搭載可能なサーバー機器は、90cm前後の奥行きを持っています。しかし、よーくサーバーの中を見ると、結構空きスペースがあるはずです。また、空きでありませんが、AC電源スペースが結構幅を利かせているかと思います。
年々サーバー機は省スペースになっているとはいえ、19インチ1Uが下限のように見て取れます。でもね、高性能なノートPCで十分な仕事量って、サーバーでも結構ありますよね???そう思うと、せめて1Uに2台ぐらいのサーバーがおけないものかと思うわけです。しかもノートPCと同じくらいの消費電力で・・・
そんなわけで、アイピーコア研究所が、通信機器と同じサイズのサーバーを作ってみました。しかも産業用の部品で。
すると、19インチラック1Uに2台のサーバーが搭載可能で、消費電力はノートPCレベル。さらに産業用の部品を使用することで、価格は多少高くなりますが、その分MTBFが飛躍的に上昇します。理由は簡単です、「自動車の中に組み込まれているコンピューターって、しょっちゅう壊れますか?」。
自動車の中って、PCメーカーの動作保障から大きく外れていますよね?にもかかわらず、自動車メーカーはコンピューターを採用しています。これが、産業用コンピューターのすごいところなんです。

省スペース・省電力サーバー

このような、新しいコンセプトのサーバーをセットで考えてはじめて、コンテナDCの効率化が見えてきた感じがするのではないでしょうか?

最後に、ここまでコンテナDCにマッチしたサーバーなので、DC給電にしてみました。これで、省スペースに加えて、AC/DC変換効率も上昇できるはずですよね。

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